バチカン市国とは?
バチカン市国は、地球上で最も小さな国です。正式には「バチカン市国国家」とも呼ばれ、ローマ教皇庁の本拠地であり、カトリック教会の霊的指導者であるローマ教皇が住んでいます。その面積はわずか0.44平方キロメートルで、国土のほとんどがバチカンの広場や美術館、教会で占められています。
バチカン市国の人口
バチカン市国の人口は、ごくわずかで約800人程度です。これは、世界中で最も人口が少ない国となっています。この中には唯一の市民であるバチカン市国国民も含まれます。バチカン市国国民はほとんどがカトリック教会関係者であり、教皇庁の仕事に従事しています。
独立した国家としての地位
バチカン市国は、国際連合(UN)には加盟していませんが、事実上の国家として機能しています。1971年にはイタリアとの間で、国家としての独立性が承認され、国家主権を持つこととなりました。また、バチカン市国は、独自の通貨(ユーロを使用)や郵便事業を持ち、独自の旗と国歌もあります。
観光名所としての魅力
バチカン市国は、美術館や教会、宮殿などの観光名所で有名です。その中でも最も有名なのは、バチカン美術館に収蔵されているシスティーナ礼拝堂のフレスコ画です。ミケランジェロによって描かれた「最後の審判」や「アダムの創造」など、世界的に有名な芸術作品が展示されています。
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