映画史に残る未完成作品
「消された映画」という言葉を聞いたことはありますか?それは、映画製作中に途中で制作が中止されたり、公開されなかったりした作品のことを指します。中には、一部だけが公開されたり、完全版が発掘されたりすることもあります。
代表的な「消された映画」
代表的な「消された映画」としては、オーソン・ウェルズ監督の「アンブロークン・サイレンス」、アルフレッド・ヒッチコック監督の「ガーデン・プロット」、そして「ソードフィッシュ」の監督が撮った、9.11テロ事件を主題にした「コンスピラシー」があります。しかし、この中でもっとも有名なのが、オーソン・ウェルズ監督の「シチズン・ケーン」です。
「シチズン・ケーン」の“失われた40分間”とは?
「シチズン・ケーン」は、オーソン・ウェルズ監督・脚本・主演の作品で、1941年に公開されました。物語は、出世欲と権力欲のために自己犠牲を厭わない実業家・チャールズ・フォスター・ケーンの生涯を描いたもので、現在でも映画史に残る傑作とされています。
しかし、製作中にエクスペリメンタルなシーンが多すぎるという理由で、配給会社から約40分間がカットされ、破壊されたとされています。それ以来、失われた映像を発掘しようという試みがいくつか行われましたが、現在までに発掘された映像は15分程度とされ、完全版の発見は未だになされていません。
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