ハンガーの語源について
ハンガーとは、洋服を掛ける道具のことですが、実はその語源は古い言語にまで遡ります。
英語(hanger)の語源
英語で「hanger」という言葉には、小鳥の屠殺場で使われるくちばしと足を固定する道具から、英雄の剣を飾るための壁かけから、コートを掛けるときに使う服掛けまで、様々な意味があります。
しかし、ハンガーが服を掛ける道具として使われるようになったのは、18世紀のヨーロッパです。当時は、洋服を折り畳んで収納するのが一般的でしたが、ある貴族が洋服を傷めずに収納する方法を模索し、やがて服掛けが発明されました。
フランス語(cintre)の語源
一方、ハンガーという言葉がフランス語圏で使われたのは、20世紀初頭です。フランス語では「cintre」と言います。cintreの直訳は「曲がった」や「湾曲した」を意味しますが、服掛けが「湾曲した」形状をしていることから、この言葉が使われるようになりました。
まとめ
つまり、ハンガーは英語の「hanger」やフランス語の「cintre」からきているわけです。しかも、それぞれの言葉には、全く異なる使われ方があるとは驚きですね。
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