なぜページ数と重さには必ずしも相関関係がないのか?
一般論として、書籍が厚ければ重いものとされがちです。しかし、厚みだけでなく使用されている紙の種類や、印刷に用いられた技術によって、実際の重さは大きく異なる場合があります。
たとえば、同じページ数であっても、マニア向けの大事典を作成する場合は、より上質な紙や緻密な印刷技術を用い、軽くするのに対し、学術書では、長期保存が可能な丈夫な内容が求められるため、より重い紙を使い、丁寧な印刷を施すことが多いため、同じページ数でも学術書の方が重くなる傾向があります。
書籍の寸法にも注意。同じ紙で同じページ数なら、大きな書籍の方が重くなる?
さらに、書籍の寸法によっても、重さの変化が見られます。たとえば、厳密には同じ量の紙で出来た同じページ数の本でも、大判の本の方が重くなる傾向があるため、書籍を選ぶ際には寸法にも注意する必要があります。
まとめ
書籍の重さには様々な要因が影響し、単純にページ数だけで、その書籍の重さを決めつけることはできません。紙の種類や印刷技術、寸法など、多岐にわたる要素が合わさって重さを決定しています。このような、書籍の重量についての一般的な誤解を解くことで、書籍選びにも役立ててみてはいかがでしょうか。
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