靴底についている専用部品が原因
靴を履くと、歩くたびに「キーン、キーン」という音がすることがあります。この音は、靴底についている専用の部品が原因で生じていることが分かっています。
その部品とは「シャンク」と呼ばれるもので、靴底を支える役割を持ちます。靴によって形状や素材、取り付け位置は異なりますが、ほとんどの靴にこのシャンクがついています。
歴史的な背景にはこの音の意味があった
実は、この靴のキーンという音には歴史的な意味があるとされています。かつては砂漠地帯で旅行する人々が、泥沼にはまって足を取られないよう、足の下に木の板を敷いていました。しかし、さすがに長い旅でこの板を持ち運ぶのは大変なことです。そこで、木の板を模したシャンクを靴底に取り付けることで、すぐに取り外しができるようになりました。
その後は、靴底にシャンクがついた靴が、砂漠以外でも人気を集めるようになりました。そして、シャンクが靴底についた靴を履いている人が歩き出すと、木の板が切れるようなキーンという音が発生することがありました。この音が「歩いていますよ」というサインとなり、他人にも存在をアピールできたのです。
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