豆知識
ハチミツには抗菌作用があることが知られていますが、最近の研究により、ハチミツには多くの種類の細菌や真菌に対する抗生物質的な効果があることが分かってきました。その中でも、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)などの治療が難しい細菌に対しても効果があることが報告されています。
詳細
ハチミツが持つ抗生物質的効果は、ハチミツ特有の成分である「メチルグリオキサール(MGO)」によるものであると考えられています。MGOは、蜜蜂が花の蜜を身体に持ち帰る際に、葉や茎などの植物に含まれるジヒドロキシアセトンという物質が熱や光により分解されて生成されます。
ハチミツに含まれるMGOは、抗菌力が強く、MRSAなどの厄介な細菌にも効果があると言われています。また、ハチミツにはフラボノイド、ポリフェノールなどの抗酸化物質も含まれており、さまざまな病気予防や治療効果が期待されています。
しかし、ハチミツは糖分が多く、過剰摂取は肥満や歯のダメージなどの健康被害を引き起こす可能性があるため、適量摂取が大切です。
まとめ
ハチミツには抗生物質的効果があり、MRSAなど治療が難しい細菌にも効果があることが分かっています。ただし、過剰な摂取は健康被害を引き起こす可能性があるため、適量摂取を心がけましょう。
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