伝説と考古学からの検証
日本には、いろいろな怪異・妖怪が伝承されていますが、「雪女」という存在もその一つです。雪が降る寒い冬の夜に現れ、人々を脅かす姿が想像されてきました。
しかし、一方で、それを裏付ける史料や目撃情報は残されていません。おそらく、「雪女」は、架空の存在である可能性が高いとされています。
しかし、その考古学的な可能性は?
最近では、考古学の分野から、「雪女が実在する可能性もあるという説」が出てきています。
例えば、寒河江市の城址で、一方向に傾いた一対の足跡が発見されたという報告がありました。この足跡は、人間の足跡であることが確認されましたが、何度も同じ場所を通った跡があったため、「雪女が踏みしめた足跡」という説も持ち上がっています。
また、岩手県の洞窟内に発見された、人型をした雪像も、雪女のビジュアルを参考に作られたのではないかという指摘があります。
結論
雪女が実際に存在したかどうかは分かりませんが、考古学的な観点からは「雪女の存在可能性が否定されるわけではない」ということになります。
ただ、伝承のように「怖い存在」として存在するのも、また日本文化の一つとして大切なことかもしれませんね。
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