はじめに
ファンタジー小説やRPGにおいて、よく「魔王」という存在が登場しますよね。しかし、これは架空のキャラクターであることは明らかですが、歴史上、本当に「魔王」と呼ばれた人物がいたと言われています。
「魔王」と呼ばれた人物
その人物とは、中世ヨーロッパで活躍したヴラド・ツェペシュ公です。彼は、現在のルーマニアにあったワラキア公国の君主で、15世紀半ばにオスマン帝国など周辺諸国と激しい戦争を繰り広げました。
なぜ「魔王」と呼ばれたのか
ヴラド・ツェペシュ公が「魔王」と呼ばれるようになったのは、彼の処刑方法が非常に残忍だったためです。ヴラドは、例えば盗賊には死刑ではなく鼻を切り落とすことで罰し、嘘つきには口を縫い合わせるという非常に残忍な方法で罰を与えていました。
また、ヴラドはオスマン帝国と戦うため、敵軍の首を切り落とした後、それを杭に刺して街道に並べ、軍隊を恐怖させるなど、非常に残忍かつ怖ろしい行為を行っていました。これが周囲の人々から「魔王」というあだ名を付けられるようになったのです。
まとめ
「魔王」という言葉は、架空の世界で登場するキャラクターのひとつですが、実際に歴史上、非常に残忍な君主が「魔王」と呼ばれたことがあるのです。ヴラド・ツェペシュ公についての話は、今でもルーマニアで語り継がれているそうです。
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