細胞膜とは?
細胞膜とは、細胞の外側を取り巻く膜のことです。細胞膜は細胞内の物質が細胞外に漏れ出さないようにバリアーとして機能すると共に、栄養の取り込みや、一部の物質の排出、細胞間の結合など多彩な機能を持ちます。
細胞膜の構成要素
細胞膜は、リン脂質とタンパク質が主な構成要素です。リン脂質は、2層のフェスファチド酸基とグリセロールによって構成された脂質層が細胞の内外を隔てる形でつながっています。タンパク質は細胞膜の表面に存在し、リン脂質の中で水分を取り込んで、細胞外と内をつなぐチャネルとしても働きます。
紫外線と細胞膜
人の皮膚からUV-A(長波長)とUV-B(短波長)の紫外線が浴びると、細胞膜にある脂質の一部が酸化されることでフリーラジカルが発生します。フリーラジカルは、細胞膜やDNAなどの構成要素を損傷することが知られています。しかし、細胞膜には酸化防止物質としてビタミンEがあらかじめ蓄積されており、このビタミンEがフリーラジカルの攻撃から細胞膜を守るという役割を持っています。
コメントを残す