フルネームの由来について

フルネームとは

フルネームとは、日常的に使用される通名ではなく、正式な名前や姓名を含めた名前全体のことを指します。

フルネームの由来は、中世ヨーロッパにさかのぼります。当時は、人々は単一の名前しか持っていず、重複している名前が多数あったために、区別するために、個人の名前に “父親の名前” と “家系・氏族の名前” を加える必要がありました。

このように、フルネームは名前だけでなく、家族や血縁関係も含めた人物のアイデンティティーを表す役割を持っていました。

アメリカ合衆国では、フルネームに中間名を加えることが一般的です。

中間名は、子供の名前に祖父母や親などの姓名を加えることが多く、家族のつながりを表現する意味合いが強いです。

また、アメリカの場合、結婚しても変更しないでいる場合が多いため、女性が結婚前に持っていた名前と夫の姓を併せたフルネームを用いる人もいます。