宇宙線から生命を
地球上で最も古い生物とされるシアノバクテリアは、約38億年前に生息していたと考えられています。しかも、この微生物が生まれたきっかけは、地球に降り注いだ宇宙線にあったとされています。宇宙線が地球の大気を通過する際に生じる電子や陽子などが、当時地球上にあった水と二酸化炭素を組み合わせてシアノバクテリアが生まれたのです。
万華鏡で知る光の世界
万華鏡は、独特な模様や色合いを作り出す美しい玩具ですが、その原理は光の屈折にあります。光は屈折することで、物体にいろんな形の像を映し出します。万華鏡の中に入れられた小さな物体は、光が屈折するたびに、その形を変えて色とりどりの模様を生み出すのです。ちなみに、万華鏡は古代ギリシャで生まれ、当時は「カレイドスコープ」と呼ばれていました。
ダイヤモンドは実は燃える?
ダイヤモンドは、美しい輝きや強靭な硬度から貴重な宝石とされていますが、実は燃えることが知られています。燃え方は普通の燃焼とは異なり、高熱や高圧などの特殊な条件下で、酸素がダイヤモンドを酸化することで発生します。この現象を用いて、ダイヤモンドの合成や宝石の刻印などに利用されています。
自力で進む貝「ムカデガイ」
ムカデガイは、陸上にいるように見える貝類の一種で、一見すると腕や足に見える部分が多数あるため、ムカデのように見えます。しかし、実際には貝が自ら進んでいるわけではなく、贅肉状の脚足で進んでいるのです。この部分は「フット」と呼ばれ、ムカデガイはこのフットを前後に伸ばし縮めすることで、自由自在に進むことができます。
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