世界一遠い場所

概要

世界地図において、最も遠くにある場所は何かご存知ですか?実は、その場所は南アメリカのチリにある環礁、南緯157度西経85度に位置するポイント・ネモと呼ばれる場所なのです。この場所は陸地から最も遠い場所であり、船や飛行機が通過する際に必ず通過する海域でもあります。

詳細

ポイント・ネモは、南太平洋の真ん中、すなわち東経145度と西経145度、南緯50度と南緯55度の四点を結んだ円の中心に位置しています。この場所は、近くに陸地がないため、船で最も近い陸地であるチリ、ニュージーランド、オーストラリアのどこからもおよそ2000マイル以上も離れています。

ポイント・ネモは、国際宇宙ステーション(ISS)や人工衛星の墓場としても有名です。ISSは、軌道高度が約408キロメートルで、約90分で地球1周するため、宇宙ステーションと地球の上空の陸地に近づいた場合には、地上に着陸させることができません。そのため、ISSの乗組員が降りる際には、ISSを地球上で最も静かな場所であるポイント・ネモ上空まで運び、ISSを大気圏に突入させます。

また、ここには多くの人工衛星が墓場として沈んでいます。衛星は終了すると、地球上に安全に帰還するために大気圏に突入させる必要があります。しかし、地球上に降下させることができない場合、海洋に沈める必要があります。そのため、ポイント・ネモの近くは、多くの廃棄衛星が沈んでいる場所となっています。

まとめ

ここでは、世界地図上で最も遠い場所であるポイント・ネモについて紹介しました。この場所は、陸地から最も遠い場所であり、ISSや人工衛星の墓場としても知られています。このような知識を身につけることは、世界をもっと深く理解するための第一歩となるでしょう。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です