ロシア風サウナはなぜ水をかけるの？

ロシア風サウナの特徴

ロシア風サウナは、ロシアやその周辺国で広く行われているサウナの一種です。温度が高めで湿度が低い「フィンランド風サウナ」とは異なり、ロシア風サウナは「湿度が高く、温度がやや低め」が特徴です。ロシア風サウナは一般的に「バーチの枝を使ったスパンキング（打たれる）」や水をかける蒸気風呂、アイスプールで体を冷やすなど、ヘルシーでストレス解消になると言われています。

水をかける理由

ロシア風サウナにおいて、一番よく見られるシーンは蒸気がたち込めるサウナ内で、湯船にある水を大量にかける場面ではないでしょうか。この水をかけることには、いくつかの目的があります。

まず一つ目は、熱さを調整することです。蒸気風呂の室温は通常70度から110度程度で、入り口や天井に近い場所ほど温度が高い傾向にあります。多くの人にとって、熱帯夜の寝苦しさに似た、息の詰まるような感覚を感じるかもしれません。このようなとき、水をかけることで蒸気を増やし、室温を調整することが可能です。

二つ目は、血行促進・代謝を促す効果です。サウナ内の湿度が高めであっても、水をかけることによってさらに蒸気を発生させられるため、汗をかきやすくなります。この汗をかくことによって、血行が促進され、代謝も活性化されるので、ダイエットや美容にも効果があります。

まとめ

ロシア風サウナには、湿度が高く温度が低めという特徴があります。そして、水をかけることで湿度を上げ、サウナ内の温度を調整することができます。また、水をかけることによって、血行促進や代謝促進など様々な効果があります。健康や美容意識の高い方は、ぜひロシア風サウナに挑戦してみてはいかがでしょうか。