ヴァチカン市国とは
ヴァチカン市国は、ローマ市内に面積わずか44ヘクタールしかない、世界で最も小さい国家です。
元々は、聖座によって領有された土地が、1929年にイタリア王国との間で結ばれた条約によって、国家として承認されました。
面積はどれくらいなのか
ヴァチカン市国の面積は、わずか44ヘクタール(0.44km²)です。
この面積は、東京ドーム約5個分、ニューヨーク・セントラルパークの約2分の1に相当します。
国土はどのようになっているのか
ヴァチカン市国の国土は、教皇庁(聖座)によって統治され、多くの教会や博物館、美術館、図書館が立ち並んでいます。
また、教皇庁によって管理されるサン・ピエトロ大聖堂、システィーナ礼拝堂なども、この国にあります。
住民はどれくらいいるのか
ヴァチカン市国には国民が存在しますが、実際に居住するのは非常に限られた人々です。
教皇庁の職員およびその家族、スイス衛兵隊員など約800人が住民として居住しています。
ヴァチカン市国の通貨は何か
ヴァチカン市国の通貨は、ユーロ(€)です。
しかし、ヴァチカン市国内では、教皇庁発行の固有通貨である「ヴァチカン・スクード(Vatican scudo)」も使用されています。
経済はどうなっているのか
ヴァチカン市国は、教皇庁によって支配される宗教国家であり、経済においては独自の特色があります。
主な収入源は、観光産業、切手、聖具の販売、映画や書籍の著作権などです。
また、国土面積が小さく、非常に限られた住民しかいないため、産業発展はあまり期待できず、国家予算は主にカトリック教会からの寄付に依存しています。
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