アーモンドとは？

アーモンドの起源と歴史

アーモンドは、世界中で栽培されているナッツの一種であり、アーモンドの木はローズ科の植物である。原産地は中央アジアであり、世界中に広がっている現在の栽培地はイラン、トルコ、アメリカ、スペインなどが挙げられる。
アーモンドは、古代エジプト時代やヘブライ人、中国、ギリシャ、ローマ時代から食べられており、古代ローマ人は「力と知性の象徴」としてアーモンドを贈り物にしていたと言われている。

アーモンドの栄養効果

アーモンドには、身体に必要な栄養素が豊富に含まれている。例えば、ビタミンE、ビタミンB2、マグネシウム、カルシウム、食物繊維、たんぱく質、脂質などが挙げられる。
ビタミンEは、体内の酸化ストレスから身体を守ってくれる抗酸化作用があり、アーモンド1粒当たりに約7mg含まれている。
また、脂質は不飽和脂肪酸が主成分であるため、コレステロールを下げる効果がある。ただし、アーモンドのカロリーは高めなので、適量を食べるようにしよう。

アーモンドにまつわるエピソード

アーモンドには、面白いエピソードが存在する。
それは、アメリカ合衆国のカリフォルニア州にあるアルモンドの栽培地における、ハチの受粉作業についてである。
アルモンドの花が咲く季節になると、カリフォルニア州では全米から約150万箱ものミツバチが集められる。なぜなら、ハチはアルモンドの花から蜜を集めることで、花粉を運んでくれるからである。そのため、アルモンドの栽培に不可欠な役割を担っているのが、ミツバチなのである。