カシスの色は果汁の色ではない

一般的にカシスとは

カシスとは、黒すぐりの果実から作られるリキュールのことを指します。甘酸っぱい味わいと深みのある色合いが特徴です。カシスビールやカシスソーダなどのカクテルが有名で、栄養価も高いため、健康にも良いとされています。

カシスの色が果汁の色と同じだと思っている人も多いかもしれませんが、実は違います。カシスの色は、果実の皮の色から作られています。果実の皮に含まれるアントシアニンという色素が、カシスの色を作り出しています。そのため、果汁の色とは異なる深みのある紫色に仕上がるのです。

カシスの起源は、16世紀のフランスに遡ります。当時、地中海沿岸の地域に自生するカシスの木を、医療目的に使われていたことが始まりです。その後、カシスの果汁がとても美味しいことがわかり、リキュールとしての使用が広がり始めました。

カシスリキュールが誕生したのは、18世紀のフランスのディジョン地方です。ストレートで飲める酒が少なかった当時、美味しい飲み物として広まり、今では多くのカクテルのベースにも使われています。

カシスは、黒すぐりの果実から作られるリキュールで、甘酸っぱい味わいと深みのある色合いが特徴です。カシスの色が果汁の色と違うのは、果実の皮の色から作られているためです。カシスリキュールは、18世紀にフランスで誕生し、多くのカクテルのベースとして使われています。