キリンの舌はどうなってる？

種類によって形が異なる

キリンの舌は種類によって形が異なります。
例えば、サファリパークや動物園で見かけるキリンの舌は長さが約45センチ、色はピンク色で、先端は細かいイボ状の突起があります。
しかし、野生のキリンの舌は1メートル以上にもなり、細長い形状をしています。
また、先端の突起も大きくバランス感覚を補っていると考えられています。

食べ物の取り方に秘密あり

キリンは、高い場所にある葉や枝葉を食べるために長い首を持っていますが、舌の形状も食べ物を取りやすくすることができるようになっています。
例えば、ピンク色の舌の表面には大量の唾液腺があり、硬い葉を柔らかくすることができます。
また、先端の突起は細かく、草木の間に食い込んだ葉をもともとも絞り出して食べることができるようになっています。

大量の唾液が、目的を果たす

さらに、キリンは食べ物を噛まずに直接飲み込むので、唾液腺から分泌される大量の唾液が、食べ物を滑らかに飲み込むための役割を果たしています。
唾液には、食べ物を消化するために必要な酵素も含まれています。

つまり、キリンの舌には、食べ物を取りやすくする形状や、柔らかくし、飲み込みやすくするための唾液が備わっているのです。

参照:
https://www.zoo.nagoya-u.ac.jp/blog/kouen/blog/2020/06/18/post-1347.html