日本の「お風呂」のルーツは古代ローマにある

背景

日本における「お風呂」という風習は、古代ローマ時代から始まったと考えられています。その後、中世ヨーロッパを経由して、17世紀に日本に伝わりました。当時の日本人は入浴をする習慣はなく、身体を清めることは、水をかけて体を拭くことが主流でした。

古代ローマ時代の「お風呂」の習慣

古代ローマでは、「公衆浴場(テルマエ)」と呼ばれる大きな施設があり、多くの人が入浴を楽しみました。当時は、露天風呂よりも室内風呂が主流であり、広い部屋に大きな浴槽が並び、湯船には温泉水が注がれていました。ローマ人は、入浴をすることで健康維持や美を追求し、社交の場としても利用しました。

中世ヨーロッパの「お風呂」の習慣

中世ヨーロッパでは、浴場が閉鎖され、公衆衛生が悪くなっていました。そのため、入浴は贅沢な行為とされ、王侯貴族など特権階級の人々が入浴を楽しんでいました。貴族が身体を清める場として作られた「バス」と呼ばれる浴室は、様々な装飾品で飾られ、贅沢な空間になりました。

17世紀に日本に伝わった「お風呂」の習慣

17世紀、日本に伝わったのは、オランダ商人が西洋の風呂を紹介したことがきっかけでした。当初は、洋式風呂が広まりましたが、日本人の身体つきに合わなかったため、風呂桶に湯をためる「檜風呂」が開発され、現在に至るまで愛され続けています。

おわりに

日本の「お風呂」のルーツは、古代ローマにあり、中世ヨーロッパを経由して日本に伝わったと考えられます。異なる文化が交わることで、新たな風習が生まれ、現代の日本の「お風呂」が完成したのです。


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