世界一高い山と言われるエベレスト山の標高について

エベレスト山の標高は何メートル？

エベレスト山はヒマラヤ山脈の中にあり、ネパールと中国の国境に位置しています。
実は、エベレスト山の標高については諸説あり、正式に承認された標高も時代や方法によって異なるため、厳密には確定していません。しかし、現在は一般的に以下のように認められています。

・中国側の測量結果による標高は8,844.43メートル
・ネパール側の測量結果による標高は8,848メートル

エベレスト山の名前は、イギリスの測量士であるサーヴェイ大佐によって名づけられました。彼は、山を測量した際に、自分の上司であるジョージ・エベレストの名前を使うことを提案しました。当初は「エベレスト観測所」とされましたが、やがて山自体にもその名が使われるようになりました。

エベレスト山の頂上に登頂した最年少の人は、日本の少年・栗城史多さんです。彼は2003年5月に、当時13歳という驚くべき年齢でエベレスト山の頂上に立ちました。ただし、彼が登頂に成功した際は、公式記録としては認められないという裁定が下されました。

エベレスト登頂には、非常に高い技術力と体力、さらに天気や条件に左右される要素があり、全てが揃わなければ命にかかわる危険性もあります。そのため、エベレスト登頂の成功率は高くありません。一般的には、登頂を目指した人のうち、約30％ほどが成功すると言われています。