実は標高で決まらない?
一般的に世界一高い山といえば、エベレスト山を思い浮かべる方も多いかと思います。
しかし、実は「標高で決まる」というわけではありません。
実は、世界一高い山は「マウナ・ケア山」というハワイの山が持っています。
マウナ・ケア山の標高は4,205メートルで、エベレスト山の標高8,848メートルよりもかなり低いです。
しかし、マウナ・ケア山の山頂は海抜4,205メートルから約6,000メートル上空まで存在します。これは山腹が海底から立ち上がったため、山頂は海底からの高さも含めると世界一の高さとなるのです。
エベレスト登頂者の数は増え続けている
エベレスト山は人類が挑戦する対象として非常に有名です。
初めて登頂に成功したのは、シェルパ族出身のテンジン・ノルゲイ氏とニュージーランドのエドモンド・ヒラリー氏でした。
その後も、徐々に登頂者の数は増えていき、今では毎年数百人が挑戦しています。
しかし、その結果、山の環境や生態系に多大な影響を及ぼすようになってしまったことが問題視されています。
山頂には「デスゾーン」という危険地帯がある
エベレスト山には、山頂直下の標高8,000メートル以上の高度に、非常に厳しい環境の「デスゾーン」と呼ばれる危険地帯があります。
ここでは、酸素濃度が著しく低下するため、登頂者が高山病や肺水腫などの症状に見舞われる可能性が非常に高くなります。
また、天候の急変や落石、雪崩などのリスクも非常に高くなるため、ここを通過することは非常に危険とされています。
登頂には膨大な費用が必要
登頂に何が必要かというと、もちろん強靭な意志と体力、そして正確な技術などが必要です。
ただし、それ以外にも非常に多額の費用がかかることが知られています。
たとえば、北側ルートを利用する場合、ビザやガイド料、山岳保険、登頂料といった費用の合計は30万円以上になるそうです。
さらに、装備の購入や遠征費用も含めると、総額1,000万円を超えることもあるといいます。
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