世界最大の生物はクジラではなく半径8kmの菌糸体

菌糸体とは

菌糸体とは、キノコやカビなどの菌類が地下に伸ばす、細い繊維状の部分のことです。これは栄養や水分を吸収するための役割を持ち、地上に現れるキノコなどの菌の実体を支える役割も持っています。

世界最大の菌糸体

世界最大の菌糸体は、アメリカのオレゴン州に存在する「オレゴン・ハニング・ガーデンズ」と呼ばれる場所に生える、アメリカカワゴケヒメマツタケの菌糸体です。その半径はおよそ8キロメートルにも及び、重さは数千トンにもなるとされています。

なぜこんなに大きくなったのか

カワゴケヒメマツタケは、菌糸体が水や栄養分が豊富な場所に広がることで繁殖し、その過程で菌糸体が拡大することができます。オレゴン・ハニング・ガーデンズの場所は雨の多い地域であり、また温度も適度なため、カワゴケヒメマツタケが十分に栽培される条件が揃っていたと言えます。

まとめ

クジラや象などの大型動物が世界最大の生物と思われがちですが、菌類の菌糸体もその大きさに驚かされるものがあります。世界最大の菌糸体はオレゴン・ハニング・ガーデンズに生えるカワゴケヒメマツタケのものであり、その半径は8キロメートルにも及ぶ巨大なものです。


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