豆知識:
世界中にはたくさんの蟻塚が存在しますが、その中でも最大のものがあるのをご存知でしょうか?
それが、ブラジルのアマゾンにある「Mounds of the Tairona」です。この蟻塚の高さは5メートルにも及び、全体の面積は2300平方メートル以上にもなります。
この蟻塚を作り上げたのは、世界最大の蟻であるシロアリです。シロアリは、特殊な消化能力を持ち、樹木のセルロースを分解し、土壌中の栄養素を含む土の中にトンネルを作って生活しています。そして、巨大な蟻塚を形成しているのです。
雑学:
蟻塚の中には、人間が使用する建材に匹敵する硬度や強度を持つものが存在します。たとえば、アフリカに生息するカマキリの仲間が作る蟻塚は、泥や唾液を混ぜた材料で構成されているため、硬度や強度が非常に高いとされています。
また、ヨーロッパに生息するアリの一種である「シロアリキバチ」は、自分たちの巣を作るために、蟻塚の中に巣を作るシロアリを食べることが知られています。シロアリキバチは、自分たちが産んだ卵を蟻塚の中に差し込み、孵化した幼虫にシロアリを食べさせ、成虫になってから羽化するという生態を持っています。
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