概要
中世ヨーロッパにおいて、エスカレーターのようなものが存在した?と思われる人もいるかもしれない。実は、中世ヨーロッパにはエスカレーターと同じような機構を持った建物が存在したのだ。
詳細
中世ヨーロッパでは、城や教会などの大規模な建造物には塔があり、塔には螺旋状の階段が設置されていた。この螺旋階段には、揚力を利用した装置が仕掛けられていたとされている。
揚力とは、流体の速度が速くなると圧力が下がる原理。つまり、高い速度の流体で物体を包めば、その物体は浮揚するというもの。この原理を利用して、螺旋階段に装置を仕掛け、人や物を塔の上まで運ぶことができたのだ。
この装置は、水車や風車、あるいは人力で動かされ、鷹を飼う者が鷹を連れて塔の上から降ろす際に利用する、といった使い方がされていたといわれている。
まとめ
中世ヨーロッパには、エスカレーターのようなものが存在していた。それは、揚力を利用した螺旋階段に特殊な装置を仕掛けることによって、人や物を塔の上まで運ぶ仕組みであった。
コメントを残す