サッカーのボールについて

サッカーボールは公式でどのような形状であるか

サッカーボールは公式ルールで、直径が68.5cm〜69.5cm、重さが410g〜450gの球体であることが定められています。また、32個のパネルで構成され、白と黒のパネルが交互に縫い合わされています。

なぜサッカーボールにはパネルが32個もあるのか

サッカーボールには32個のパネルがあるのは、球体の面積を最小にするためです。球面において、面積が最小となるのは、すべてのパネルが同じ大きさで6角形であるときです。つまり、32個の6角形が理論的には最適な構成なのです。

サッカーボールによる曲がり方の謎

サッカーボールは蹴ると曲がりますが、その理由にはまだ完全な答えが出ていません。光の屈折率の違いによる「マジックアイ効果」や、ボール表面の空気の流れ、フック効果と呼ばれる回転によるものなど、複数の説がある中で、正式な答えはいまだ定まっていません。

サッカーボールのデザインの変遷

サッカーボールのデザインは、過去には昔ながらの革製ボールから、1970年代に発売された「TELSTAR」（トリコロールに似たデザイン）、「TANGO」（12個のパネルで構成されたデザイン）、「AZTECA」（伝統的なメキシコのオブジェクトをモチーフにしたデザイン）など、様々なデザインがありました。現在の公式ボールは「TELSTAR 18」と呼ばれ、近未来的なデザインが特徴です。