蜂蜜の歴史
蜂蜜は、人類が文明を持つ以前から愛用されてきた天然の甘味料です。紀元前3000年頃に作られたエジプトの壁画には、ミイラ作りの際に蜂蜜が使用されている様子が描かれています。
古代ギリシャでも、アリストテレスが書いた『歴史動物論』には、蜂蜜を貯蔵する野生のミツバチについての記述があります。
中世ヨーロッパでは、蜂蜜が貴重な保存料として使用されました。特に寒冷地では冬季に野菜や果物が不足するため、蜂蜜を用いて保存して食べる習慣がありました。
蜂蜜の保存法
蜂蜜は、自然の保湿剤として作用し、酸化や腐敗を防ぐ働きがあります。そのため、蜂蜜自体が保存料としての役割を果たします。
ただし、蜂蜜を含んだ菓子やジャム、マーマレードなどは、蜂蜜の保湿力が弱くなり、菌やカビの繁殖が進みやすいため、冷蔵庫で保存することが推奨されます。
蜂蜜の品種
蜂蜜には、花の種類によって味や香りが異なる様々な品種があります。代表的なものをいくつか挙げてみます。
- アカシア蜂蜜:淡白色で、甘味とコクがある。花粉症に効果があるとされる。
- レンギョウ蜂蜜:独特の芳香を持ち、塩味や苦味もある。粘度が高い。
- はちみつみかん:はちみつにみかんの風味を加えた、和風の味わいの蜂蜜。
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