清水寺の禅水

豆知識1:禅水とは

京都市東山区にある清水寺には、禅水(ぜんすい)と呼ばれる清水があります。禅水は、巨石をくりぬいて作られた洞窟の中に井戸があるような形をしており、中には清水という名の水が湧き出ています。

豆知識2:禅水の水の特徴

禅水の水は、清涼感があり、口当たりがスッキリしていると言われています。また、鉄分が多いため、水が色付いて茶色く見えることがあります。禅水の水は、昔から「長寿の水」として知られ、地元の人たちはその水を飲んで生涯健康を保とうとしていました。

豆知識3:禅水の由来

禅水の由来についてはいくつか説がありますが、最も有力な説は、平安時代に清水寺の創建にあたり、弘法大師(空海)が開いた禅堂の庭にあった井戸に源頼義が水を求めて掘り当てたことがきっかけであるという説です。

豆知識4:禅水を飲む方法

禅水を飲みたいと思った場合は、まず手を清めます。手水舎で手を洗った後、水を汲み、まず口をすすぎます。次に水を飲みますが、汲んだ器を立てて飲んではいけません。禅水は、底に地下水が流れ込んでいるため、水面が平らではなく、急に深くなっているところがあります。そのため、禅水を飲む場合は、汲んだ器を傾けず、地面に立てておくのがマナーです。


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