世界最古のレシピが残されているのは紀元前1600年代のバビロニアという事実

アッシュールバニパル図書館の発掘

古代メソポタミアに存在したアッシュールバニパル図書館は、今から2,700年前に創設され、数多くの粘土板が所蔵されていました。

粘土板は同時代の知識を記録したもので、簡潔でわかりやすい文章から物語を含むものまでさまざまでした。

その中に、料理や薬のレシピも含まれていたとされています。

バビロニアのレシピの特徴

バビロニアのレシピは、現代のものと比べて材料や手順が非常に簡単でした。

例えば、チーズをつくる場合は、牛乳を沸騰させたところに酢を加え、カスを除くだけであるという指示が記されています。

また、薬のレシピには、植物や動物から抽出された成分を傷口に塗ることで治療するというものがあります。

バビロニア料理の味付けについて

バビロニア料理には、塩や胡椒といった現在の一般的な調味料が存在せず、代わりに香辛料の使用や果物の甘みを利用することが多かったとされています。

例えば、野菜の煮込みには干しあんずや干しぶどうを加え、酸味や甘みを加えていました。

バビロニアの料理や薬のレシピは、現代まで残されることができました。その歴史的価値から、世界中の研究者たちによって研究が進められ、精度の高い翻訳がなされました。


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