絶滅危惧種ランキングTOP10

1位:アマミノクロウサギ

国内で唯一分布する野生のウサギで、沖縄県のアマミオオシマ島に生息しています。外来種による捕食や独特の食べ物を求めるために人が持ち込んだ家畜との競合などにより、生息数が激減しています。

2位:アマミノクロワラジムシ

アマミノクロウサギと同じく、アマミオオシマ島に生息するワラジムシです。湿った森林に生息しており、森林破壊や外来種による餌の奪い合いによって生息数が減少しています。

3位:オウギワシ

北海道や東北地方に生息する大型の猛禽類で、昔は神の使いとされていました。卵や肉が食べられることから、人間による狩猟や、繁殖地の環境破壊によって生息数が激減しています。

4位:トキ

かつて全国に分布していた野鳥ですが、環境破壊や狩猟、さらには寿命が長いために年々減少していき、2000年には野生個体が絶滅してしまいました。現在は人工的に飼育され、一部の地域で放鳥されています。

5位:イリオモテヤマネコ

沖縄県の西表島や、隣接する伊良部島、そして西表島からの移住個体によって復活した波照間島に生息しています。生物多様性の低下、狩猟、交通事故などによって、生息数が減少しています。

6位:エゾヒグマ

北海道に生息するクマで、一時期は北海道内に4,000頭いたと言われていましたが、狩猟や人との衝突、繁殖地の環境破壊などによって、生息数が半減しています。

7位:サハラハリネズミ

アフリカとアジアの砂漠地帯に分布するネズミです。地球上で最も過酷な環境の1つで生き抜くために、水分を吸収しない代わりに体内に蓄える能力や、砂漠の熱を逃がさない戦略を持っています。しかし、環境変化や過放牧、人間による殺傷などによって、生息数が減少したとされています。

8位:ワモンアゲハ

北海道から九州までの広い範囲に分布している蝶であり、世界的にも稀少な蝶として知られています。天敵に食べられにくいウグイスカグラという木に卵を産み、成長した幼虫が食べることで体内に有毒成分を蓄え、敵から逃れることができます。しかし、ウグイスカグラの伐採や外来種による卵の食害などにより、生息数が減少しています。

9位:メガネザル

インドネシアやフィリピンなど、東南アジアの熱帯雨林に生息する霊長類です。霊長類の中でも最も小型で、尻尾が長く、顔に特徴的なメガネのような模様があります。生息地の破壊や狩猟によって、生息数が減少しています。

10位:キンバエ

名前の通り、金色に輝く美しい甲虫です。素晴らしい色彩や形態から、古くから愛好家によって狙われてきました。また、ヤシの実などを食べるため、森林破壊や開発による生息地の減少も影響しているとされています。


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