1000年以上も使用されているローンチェア

豆知識１：ローンチェアはアウトドアアイテムではなかった！

一般的にローンチェアはアウトドアアイテムだと思われがちですが、実際には屋外での使用を目的として作られたものではありません。

ローンチェアは、居間やリビングルームでリラックスするために作られたイスなのです。そのため、屋外でも室内でも使えるように作られていました。

現代のローンチェアといえば、クッションがついているものが一般的ですが、その起源には座布団がついていたという事実があります。

座布団がついていた理由は、当時の床が寒かったため、身体を冷やさないようにするためでした。

ローンチェアが世界的に有名になったのは、1929年にドイツの建築家ルートヴィッヒ・ミース・ファン・デル・ローエが設計した「バルセロナチェア」がきっかけでした。

バルセロナチェアは、クッションが付いた革張りのローンチェアで、シンプルなデザインが人気を博し、現代でも高い評価を得ています。

現代のローンチェアが登場する前から、1000年以上も前から似たような椅子が存在していました。

ローンチェアの先祖といえるのは、アトランティス人が使っていたとされる「カヌー椅子」です。カヌー椅子は、現代のローンチェアと同じようなリクライニング機能を持ち、座面が窪んでいたとされています。