運動会での豆知識・雑学

1. なぜ赤組と白組が多いのか？

運動会で多くの学校で赤組と白組が存在しますが、その理由は昔からある神事斉衡に由来します。斉衡は、毎年穀物の収穫を神に感謝し、実りを願う神事でした。そして、神事で使われた緋色と白色はそれぞれ、魔除けと祓いの効果があるとされていました。そのため、斉衡の影響を受けた学校では、赤組が緋色、白組が白色を採用しているのです。

2. ドーム型の走路は、何故使われるのか？

多くの運動会で、男子競技用の走路がドーム型となっています。これは、速い走りをする選手がラインを外れた場合、少しでも減速することなく、自然に中心へと戻るように設計されているからです。また、ドーム型であれば、外側に走る選手も同じ距離を走ることができるため、公平なレースが可能になるのです。

3. 笛の音色が高くなった理由

古くからの運動会では、競技中に笛が使われています。しかし、近年の運動会で笛の音色が高くなったのは、競技中の選手が体重増加に伴い、呼吸が浅くなってしまったことが原因です。高い音色の笛を使用することで、短い時間で多くの空気を入れることができ、選手の呼吸を助ける効果があるのです。

4. リレー競技中に手渡しが行われる理由

運動会のリレー競技で手渡しを行う理由は、リレーのスピードを落とさないためです。バトン（リレーバトン）を落とさず、速やかに次の選手へ繋げるため、手渡しによってジャンプすることで時間ロスを防ぐことができます。

5. フィニッシュラインのテープを切る意味

選手がフィニッシュラインを越えたとき、ライン上のテープを切ります。これは、昔から続く古い習慣に由来します。テープの切断とともに、勝利への象徴的な門が開かれ、選手たちが新たな世界へと進むことを表しているのです。