意味
多くのことを同時にやろうとすると、全てを失うことになるということわざ。
由来
このことわざの由来にはいくつか説があるが、一般的に知られているものは次のようなものである。
中国の戦国時代に、鄭国の人である公孫牟が、狩り中に2匹の兎を追いかけた。しかし、追いかける間に、遠くの兎が逃げてしまったため、結局どちらも手に入れることができなかった。この故事が元になって、このことわざが生まれたとされている。
応用例
このことわざは、多くのことを同時にやろうとして失敗するということを教えてくれる。例えば、ビジネスマンが同時に複数の仕事をこなそうとして、結局全て手つかずのままになってしまい、一つも成し遂げることができなくなるという状況が考えられる。また、学生が1日に複数の科目を同時に勉強することで、全ての科目の理解が浅くなってしまい、結局何も身につかないということもある。
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