日本一高い山は富士山ではない？

豆知識１：日本一高い山はどこ？

一般的に「日本一高い山」といえば、富士山を思い浮かべる人が多いと思います。しかし、実は富士山は日本最高峰ではありません。

真の日本最高峰は、北海道にある「知床岳」（ちょうこうだけ）です。知床岳の標高は1491メートルで、富士山よりもわずかに高いのです。

では、なぜ富士山が「日本一高い山」と一般的にされているのでしょうか？それは、富士山が別格の存在であるからです。

富士山は、標高3776メートルで日本第2位の高峰「北岳」（ほくだけ）を上回り、日本で最も高い山として認知されています。また、富士山は日本でもっとも活火山であり、その美しさと存在感から国内外から多くの観光客を集める名勝でもあります。

つまり、富士山は日本の象徴的存在であるとともに、世界的にも有名な山であるため、「日本一高い山」として有名となりました。

一方、世界で最も高い山は、ヒマラヤ山脈にある「エベレスト山」です。標高8848メートルで、日本の富士山と比較すると圧倒的に高いです。

しかし、地球上で最も高い場所はエベレスト山ではありません。地球上で最も高い場所は、エクアドルの「チンボラソ山」（チンボラッソ山）の頂上付近で、標高は地球上で最も近い場所の位置によって異なります。

このように、高いといえば高い山がある一方で、高さによって評価されることがない場所もあるのです。