世界初のコンピュータウイルス

ウイルスの名前

世界初のコンピュータウイルスは、「クリーパー(Creeper)」と呼ばれました。

ウイルスの発見者

クリーパーウイルスは、1971年にアメリカのプログラマ、ボブ・トーマス(Bob Thomas)によって発見されました。

クリーパーウイルスの特徴

クリーパーウイルスは、当時使用されていたテリー(TENEX)オペレーティングシステムをターゲットにしました。

このウイルスは、次のような挙動を示しました。

  • ファイルを自己複製し、ネットワーク上で広がることができた。
  • 感染したコンピュータ上にある「I’m the creeper, catch me if you can!(私がクリーパー、私を捕まえられたら!)」というメッセージを表示した。
  • メッセージが表示された後、感染したコンピュータから自動的に削除された。

クリーパーウイルスの対策

当時の対策方法は、ウイルスを除去する「クリーパーストッパー(Creeper stopper)」というプログラムを使用することでした。

しかし、このプログラムは後にさらなる問題を引き起こすことになりました。

クリーパーストッパーは、クリーパーウイルスに対する対策方法として、ウイルスを除去するのではなく、感染したコンピュータに「I’m the creeper, catch me if you can!(私がクリーパー、私を捕まえられたら!)」と表示するプログラムでした。

そのため、正当なウイルス判定を防ぐことになり、後に別のウイルスが登場した際には重大な問題を引き起こすことになるのでした。


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