世界初の実用的な楽器はシタールだった

古代楽器の発展

人類が最初の楽器を作ったのは、およそ40,000年前のこととされています。当時の楽器は主に石や動物の骨を素材として作られ、穴をあけたり弦を張ったりしたものでした。

その後、世界中で楽器の種類が発展し、地域によって独自の楽器が生み出されるようになりました。

シタールの誕生

シタールは、今日でもインド音楽の代表的な楽器の一つとされています。この楽器が誕生したのは、およそ13世紀ごろのことです。

当時、タブラという打楽器とともに演奏されていた楽器がありました。これが、ヴィーナという弦楽器でした。ヴィーナは、さまざまな長さの弦を備え、その弦を弾いて演奏するというものでした。

しかし、ヴィーナには問題がありました。それは、弦を弾く際に指で押さえる位置を変えるために、弦に付けられている短い針を使う必要があった点です。この針が楽器の音色に影響を与え、音が不安定になることが多かったのです。

シタールの特徴

そこで、ヴィーナの改良が試みられました。弦に付ける針の代わりに、指で押さえられる部分が伸びた楽器が開発されました。これが、シタールと呼ばれる楽器です。

シタールは、通常、20本以上の弦を備えています。そのうち、特に重要なのは、撥弦(ばちづくり)と呼ばれる4本の弦で、これを弾いて演奏します。シタールの音色は、独特の揺れるような響きがあるため、西洋音楽などで用いられる楽器とは異なる特徴があります。

参考文献:https://www.rinko.jp/article/10/07/1899/


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