日本の隠し味　「鰹節（かつおぶし）」

鰹節とは

鰹節は、日本の伝統的な調味料であり、鰹（かつお）の身を加熱して乾燥させたものです。

鰹節は、平安時代から存在していたとされています。当時は、鰹を加熱して調理することが一般的でしたが、鰹の旨みを引き出すために、乾燥して保存する方法が考案されました。

また、江戸時代には、鰹節を使っただし汁が一般的な食べ物となり、日本の家庭料理に欠かせない調味料となりました。

鰹節には、たんぱく質やビタミンB群、ミネラルが豊富に含まれています。また、身体の疲れを取る作用があるとされています。

鰹節は、だし汁やつゆ、煮物のほか、刻んで混ぜ物に加えたり、焼きそばやお好み焼きにトッピングするなど、様々な料理に使われます。また、鰹節を粉末にしたものは、パスタやピザのトッピングに使用されることもあります。

鰹節には、削り節・かつおぶしなど、種類があります。削り節は、鰹の身を削って作ったもので、かつおぶしは、鰹の身を加熱してから乾燥させたものとなります。

鰹節は、風通しの良い場所で保存し、湿気や直射日光を避けることが大切です。また、鰹節は空気に触れたままにすると風味が落ちるため、使い切ることができない場合は、冷凍保存するのがおすすめです。