青く輝く羽
青いモルフォ(Blue Morpho)は、中南米に生息する蝶の一種です。胸部や腹部は地味な色合いですが、翅は美しい青色で輝いています。この青い色は、特定の波長の光を反射することで現れます。
透明な目
青いモルフォの翅には、透明な「目」があります。これは、敵から身を守るために進化したもので、敵から目をそらし、迷彩しているかのように見せる役割があります。この目は、翅の表面に凸凹がある構造を持つことで、光を反射し、敵から遠くに見せることができます。
飛び立つ音
青いモルフォは、羽をパタパタと繰り返すことで飛びます。しかし、その翅が非常に大きく、重いため、飛び立つ際には大きな音を立てます。この音は、ディーゼルエンジンの音に似ていると言われ、青いモルフォが現れると、その音で気づかれることもあります。
輝きを失う
青いモルフォの翅は、光の反射によって美しい青色を放っています。しかし、翅には水分が含まれており、雨などに濡れると青色が失われ、茶色く変色してしまいます。そのため、美しい青色を放っているのは、乾いた状態の時だけです。
このように、青いモルフォには美しい翅だけでなく、その進化的な特徴や生態にも興味深い点がたくさんあるのです。
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