紙幣の図柄に込められた秘密

1. 100円札の桜

100円札には、裏面に桜の木と住友物産(現・住友商事)本社ビルが描かれていますが、この桜の木は日本庭園の有名な桜の名所、「吉田の桜」からヒントを得てデザインされました。また、この建物は住友合資会社時代の本社がモデルとされています。

2. 5000円札の彫刻

5000円札は、日本を代表する洋画家・渡辺省亭の作品「ヴィーナスの誕生」がデザインされていますが、実はこの絵画のモチーフは、古代ギリシャ神話の女神「ウラノス」から着想を得ています。また、裏面には、彫刻家・南部靖之の「神武天皇即位の儀式」が描かれています。

3. 10000円札の文豪

10000円札に描かれているのは、明治時代の文豪・夏目漱石ですが、実はデザイン当初は、松下幸之助氏(パナソニック創業者)が候補に挙がっていました。しかし、当時の内閣総理大臣・鈴木善幸氏が、日本の文化を象徴する人物として夏目漱石を推薦したことで、結果的に漱石が採用されたといわれています。


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