略してエベレスト、正式名称はサガルマータ
世界中に名だたる山々がありますが、その中でもっとも高くそびえ立つのがエベレストです。世界でもっとも高い山はエベレストではありますが、ではなぜこの山が「エベレスト」と呼ばれるようになったのでしょうか?
命名の経緯
エベレストの名前は、19世紀に英国の三角測量士アンドリュー・ウェアーズ・マトゥーズが命名しました。彼は、膨大な量の測量結果から、エベレストがまだ誰も越えたことがない最も高い山であることを確信しました。その時、彼はこの山にインド地方だとされるティベット語名「チョモランマ」という名前を付けることを提案しましたが、この名前はインド国内で広く認められず、1856年に、ウェアーズ・マトゥーズはこの山に「エベレスト」という名前を付けました。
エベレストとは誰の名前?
エベレストの名前の由来にまつわる説は諸説ありますが、最も有力な説は以下の通りです。
「エベレスト」とは、この山の近郊で職業猟師をしていたサー・ジョージ・エベレストという人物の名前が由来となっています。サー・ジョージ・エベレストは、真の山岳探査家ではありませんでしたが、測量技師マトゥーズのチームの資金提供者であり、非常に貢献をした人物であったとされています。
ただ、一説には「エベレスト」といった源流はさらに以前のオスマン帝国領土にあった測量報告書に由来しているという意見もあり、定かではありません。
正式名称はサガルマータ
エベレストは、「エベレスト」という俗称とは別に、正式名称があることをご存じでしょうか?実はこの山の正式名称は、ネパール語でサガルマータ(Sagarmatha)、チベット語でチョモランマ(Chomolungma)と呼ばれています。日本語でいうと「空の女神」とか、「地球の頂上」とも称されています。
まとめ
世界の頂上であるエベレストの名前は、測量技師マトゥーズが命名したものであり、その源流については諸説あります。一方で、エベレストには、正式名称であるサガルマータ、チョモランマなどの呼び名があり、その美しさや神秘性を訴える言葉であることがわかります。
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