ビャーネ・ストロツルプによる“Hello, World”よりもはるかに古いものが存在する
よく知られている「Hello, World」は、1974年にビャーネ・ストロツルプによって発明されたプログラミング上の伝統的な入門例であり、テキストコンソールに Hello, World! と出力する非常に簡単なプログラムだ。しかし、このプログラムよりはるかに古いものが実は存在する。
最古のプログラムは紀元前2600年ごろ作成されたと考えられている
最古のコンピュータプログラムは、とても小さくとても簡単で、それ自体にはあまり大した役割はなかった。しかし、それが記録されているということは、技術や文化の面で人類の進歩において重要な役割を果たしていたことを証明している。
このプログラムは、楔形文字の刻まれた一連の粘土板で構成されたアッカド帝国の遺物で、現代的なコンピュータプログラムの原始的な例として知られている。この粘土板に刻まれた記録には、農耕や畜産などの包括的な指示が含まれていた。そして、これらの指示は現代的なプログラム言語のようなものとして理解することができる。
この粘土板は、現代の計算機科学が始まるはるか前の紀元前2600年ごろに作成されたと推定されており、それ故に驚くべきものであるといえる。
コメントを残す