日本のお茶にまつわる豆知識

お茶は日本人が初めて作った飲み物

お茶は中国から渡来したものとされていますが、日本では平安時代になってから独自のお茶文化が発展しました。初めに茶を飲んだのは、禅宗の僧侶たちでした。その後、武家や一般庶民にも普及し、茶道や湯のみを使った贅沢な生活文化が広まっていきました。

煎茶と玉露は、共に深蒸し茶と呼ばれる茶葉から作られます。煎茶は茶葉をすりつぶした粉末を水で混ぜて作りますが、玉露は煎茶よりも茶葉の露出時間を長くして作られ、香り高い味わいが特徴です。

宇治茶は、京都府宇治市周辺で作られる茶のことです。非常に風味豊かで、お茶の中でも高級品とされています。宇治茶の美味しい飲み方は、浅蒸しのお湯で淹れて、口当たりが柔らかくなるまで深く味わうことです。

お茶には、カテキンというポリフェノールが豊富に含まれています。カテキンには、抗酸化作用や血中脂肪の低下効果、インフルエンザウイルスを抑制する効果などがあると研究で明らかになっています。また、カフェインも含まれているので、眠気覚ましにも役立ちます。