世界史上最古の詩の一つ「ギルガメシュ叙事詩」について

詩の概要

「ギルガメシュ叙事詩」は紀元前13世紀に作られたとされる、世界史上最古の叙事詩の一つです。その内容は、ウルク王国の王・ギルガメシュと、彼の親友であるエンキドゥとの冒険譚になります。彼らは山を越えて森の奥深くへと旅をし、世界の果てにある不死をもたらす秘密を探します。

現存する「ギルガメシュ叙事詩」

現在は、アッシリアの図書館で発見された断片が合わされて、11巻からなる約3,000行の詩が残っています。また、アッシリア王アッシュールバニパルが収集したライブラリーの1つに、完全な形で保存されていたとされます。しかし、そのライブラリーは紀元7世紀に炎上し、失われています。

叙事詩の影響力

「ギルガメシュ叙事詩」は、現在の小説や映画の原型となったとされています。また、その内容も多くの作品に影響を与えており、『星の王子さま』や『指輪物語』など、有名な文学作品にもその名残が残っています。