地球上に存在する全てのダイヤモンドは彗星から来たもの

ダイヤモンドの成り立ち

ダイヤモンドは、地球上には非常に少量しか存在していない希少な鉱物です。その成分は、約99.95%が炭素で、その他に微量の不純物が含まれています。ダイヤモンドは、高温・高圧下でできるため、地球内部深くのマントル部分や地殻下部で形成されると考えられています。

しかし、最近の研究により、地球上に存在する全てのダイヤモンドが、宇宙空間から飛来した彗星によってもたらされたものであることがわかりました。

ダイヤモンドは、彗星の中でも特に高い含有量が報告されている炭素鉱物です。彗星が太陽系の外縁部で形成された時に、ダイヤモンドができるため、彗星にはたくさんのダイヤモンドが含まれているのです。

地球上に存在するダイヤモンドは、彗星が地球に衝突して形成されたクレーターの中に含まれています。それらは、ミサイルや掘削機などを使用して採取されることがあります。

ダイヤモンドが全て彗星から来たものであるということは、地球上でのダイヤモンドの産出量が限られるため、価値が高まる一因ともなっています。また、宇宙と地球とのつながりが再度浮かび上がり、私たちの世界観を広げることにも繋がります。