「 ワシャ 」
大和言葉で「私」を意味する「ワシャ」。関西弁でよく使われているため、知っている人も多いかもしれませんが、その由来は非常に興味深いものがあります。
実は、「ワシャ」の語源は「吾輩(わがはい)」という古語にあります。この「吾輩」とは、「私の分身」を意味する言葉で、狼や猫などの動物たちが自分自身を指すときに使っていたそうです。
この言葉が時間と共に変化して、「ワシャ」のように使われるようになったと言われています。つまり、「私」という意味だけでなく、「私の分身」という深い意味も持っているということです。
「 ほんまかいな 」
また、関西地方でよく使われる「ほんまかいな」は、「真実かい?」という意味です。
この言葉の由来は、江戸時代に生まれた落語家の笑福亭鶴瓶が、大阪の「まるかん堂」というお菓子屋さんに入った際に、おばあちゃんに「これでええんかいな?」と尋ねたところ、「ほんまかいな?」と返されたことから来ています。
その後、この言葉が落語に使われるようになり、広く知られるようになったと言われています。
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