ダージリンティーは実はインドの都市ではない？！

豆知識１：ダージリンティーとは

ダージリンティーと聞くと、みなさんは紅茶の産地であるインドの都市を思い浮かべることでしょう。しかし、実はダージリンティーは都市名ではなく、地名なのです。ダージリン地方はインドの西ベンガル州にあり、その中心となる都市がダージリンです。

豆知識２：インド以外でもダージリンティーが作られている

ダージリン地方で生産される紅茶は、高い香りと味わいから「紅茶の王様」とも呼ばれます。しかし、紅茶好きには嬉しいことに、ダージリン地方以外でもダージリンティーが作られています。例えば、ネパールやブータン、または日本の静岡県などです。これらの国や地域でも、ダージリン地方と同じ品種の茶葉を栽培して、独自のダージリンティーを生産しています。

豆知識３：ダージリンティーには1年に4回の収穫期がある

ダージリン地方で採れる茶葉にはそれぞれ収穫期がありますが、ダージリンティーは特に高級品とされるため、一般的に1年に4回の収穫期があります。1番茶、2番茶、3番茶、4番茶と呼ばれ、それぞれ採れる時期や味わいに違いがあります。

豆知識４：ダージリンティーの海外輸出に独占権がある

インド産の紅茶の中でも、ダージリンティーは特に高級品とされています。そのため、ダージリンティーの海外輸出には、ダージリン地方茶業共同組合（Darjeeling Tea Industry Association）が独占的に権利を持っています。これは、生産者が良質の茶葉を採取していることを保証するためです。海外でダージリンティーとして販売するには、この組合による許可が必要となります。