ボトルに残った歯磨き粉が泡立つ理由

現象

歯磨き粉を使ったあと、歯磨き粉がついたボトルを水で洗うと、泡がたくさん発生します。この泡立ちの原因は何でしょうか。

理由

泡立ちの原因は、歯磨き粉に含まれる界面活性剤です。界面活性剤とは、水と油を混ぜる働きをもつ物質で、泡立ちや乳化作用を引き起こします。

歯磨き粉には主に2つの界面活性剤が含まれています。1つはラウリル硫酸ナトリウムで、もう1つはプロピレングリコールです。これら2つの成分によって、歯磨き粉が泡立ちやすくなります。

歯磨き粉のボトルに水を流すと、ボトル内に残った歯磨き粉と水が混ざり合い、界面活性剤が泡を作り出すため、泡がたくさん発生するのです。

応用

この現象を利用して、歯磨き粉や洗剤を広告することもあります。商品の泡立ちが豊富であることを強調し、消費者に訴求することができます。

また、泡立ちの多い歯磨き粉は、歯磨きできている感覚を強く感じることができるため、口臭や虫歯予防などにも役立ちます。

まとめ

歯磨き粉に含まれる界面活性剤によって、ボトルに残った歯磨き粉が泡立つ現象が起こることを紹介しました。応用として商品の訴求や歯磨きの効果向上にも役立っています。