1. 種類の違い
日本酒には、大きく分けて以下の種類がある。
純米酒:米と麹だけを原料にして作られ、アルコール分が15度未満のもの。
特別純米酒:純米酒よりも精米歩合が低く(豊かな旨みがある)、かつアルコール分が原酒よりも高いもの。
吟醸酒:麹の発酵過程で、冷たい温度でゆっくり醸造されたもの。香り高く、フルーティな味わいが特徴。
大吟醸酒:吟醸酒よりも一段階上の上質なお酒で、より繊細で優雅な香りと味わいを持つ。
2. 温度による味わいの変化
日本酒は、温度によって味わいが変化する。代表的な温度別の特徴は以下の通り。
冷酒:お酒の温度が低くなると、アルコールの刺激が少なくなり、爽やかな味わいがクリアに感じられる。
常温:お酒の特徴や旨みがバランスよく楽しめる。
ぬる燗:ぬるめのお湯で燗をして飲むと、お酒が口当たりよく感じ、旨みが際立つ。
熱燗:お酒が温まると、旨味と香りが増し、コクがある味わいを楽しめる。
3. 熱燗を飲むときに注ぎ方
熱燗を飲むときには、注ぎ方にも注意が必要である。以下の流れで注ぎ、楽しむのが一般的である。
①お猪口を軽く温める。
②お燗器を約3分間熱湯で加熱する。
③お燗器にお酒を注ぎ、30秒程度蒸らす。
④再度お酒を注ぎ、1杯あたり量は60〜70%程度が目安。
4. 古代米を使った日本酒
古代米とは、紀元前から栽培されている米の品種のことである。現代の一般的な米よりも栄養豊富で、風味も特殊だ。これらの古代米を使用した日本酒は、徐々に注目されてきており、全国的にも製造されはじめている。
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