テレビのリモコンについて

リモコンが発明されたきっかけ

1955年にリモコンが発明されたのは、テレビの鑑賞時に何度もチャンネルを変える必要があり、面倒だという理由がありました。当初は音波を使ってチャンネル変更をする方式でしたが、後に光学的な方式に変わり、現在のリモコンが誕生しました。

最初のリモコンには、チャンネル変更以外にも「ON/OFF」ボタンがありましたが、それ以外の機能はありませんでした。また、当時はテレビの電源ボタンを押すことで、イメージチューブが始動するまで時間がかかったため、ON/OFFボタンを押してもしばらく画面が映らないということもありました。

「リモコン」という言葉は、”remote control”の略語です。日本語に訳すと「遠隔操作」となります。また、英語では”remote”だけでもリモコンのことを指します。

現在のリモコンは、赤外線を使ってコントロールしています。リモコンから出る赤外線は、テレビやエアコンなどの家電製品に搭載された受信機で反応し、その信号を解読することで、操作を反映させます。

リモコンは便利な反面、誤った操作や子供が遊んでいるうちに操作してしまうなどの危険性があります。また、受信機から目が見えない赤外線が放たれており、目に当たると目の病気になる可能性があるため、注意が必要です。