世界初のバーコード

豆知識

バーコードといえば、商品コードを読み取るものとして一般的に知られていますが、実は最初のバーコードは商品コードではなく、列車の車両管理を目的として開発されました。

1949年、アメリカのパルプ・アンド・ペーパー社のエンジニア、ノーマン・ウッドランドとバーバラ・シルヴァーによって発明された最初のバーコードは、黒い線と空白の配列を使って情報を表現するものでした。

詳細

この最初のバーコードは、列車の車両を自動的に特定するために開発されました。当時、列車の車両管理は人手によって行われていたため、効率的で正確な管理方法が求められていました。

そこでウッドランドらは、商品コードを読み取るレジスター機を使う考えを元に、列車の車両管理にも同様の仕組みを導入することを思いつきました。

当初は緑色の線と白色の線の配列を使っていましたが、後に黒い線と空白の配列に変更されました。現在のような2次元バーコードは、この最初のバーコードの発明者であるウッドランドの弟子が開発したものです。