背景
アッシリアは、紀元前2千年紀末から紀元前7世紀中ごろにかけて、メソポタミア(現在のイラク)北部に存在した強国である。アッシリア王宮には、学問や文芸、歴史などを記録した図書館があり、世界最古の図書館として知られている。その中には、世界最古の料理本も収められていた。
料理本の発見
この料理本は、イギリスの考古学者アングス・ヒューストンが、20世紀初頭にアッシリア帝国最後の王アッシュールバニパルの図書館跡から発見した。この図書館跡からは、わずかに残る粘土板に刻まれた約30万の粘土板が見つかっており、その中に料理本も含まれていた。
料理本の内容
この料理本には、約1000品のレシピが含まれていたとされている。その中には、肉料理や野菜料理、パンやスープなどのレシピがあったという。アッシリア人は、塩、酢、ハーブ、スパイスなどを多用し、風味豊かな料理を作っていたとされている。
まとめ
アッシリア王宮の図書館から発見された世界最古の料理本は、紀元前7世紀ごろのもので、約1000品のレシピが含まれている。アッシリア人は、風味豊かな料理を作るために、塩、酢、ハーブ、スパイスなどを多用していたとされている。
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