イカの“透明肉”について

イカの身に含まれる透明肉とは？

イカといえば、白身が一般的ですが、実は冷凍されたイカの身には透明な部分が含まれています。これが“透明肉”と呼ばれるものです。

透明肉の正体は、筋肉繊維の方向が異なるために、生物の構造色現象が起こっているためです。つまり、光の屈折率が変化して透明に見えるわけです。

透明肉をそのまま食べると、プルプルとした食感があり、苦手な人もいます。そこで、適切に調理することで美味しく食べられます。

例えば、バターソテーや天ぷら、炒め物など加熱調理すると、プルプル感がなくなり、食感がよくなります。また、刺身にする場合は、透明肉以外の部分と組み合わせて食べるとバランスがよくなります。

透明肉は筋肉繊維の間にグリコーゲンが豊富に含まれているため、通常の白身よりも糖質量が多く、エネルギー源としても重要な役割を持っています。

イカの透明肉は、筋肉繊維の方向が異なり、光の屈折率が変わることによって透明に見えるものです。適切に調理することでおいしくいただけます。また、炭水化物が豊富なので、エネルギー源としても重要だということです。